【主な活動】

狭山池古文書講座

 江戸時代初期から池守(いけもり)として狭山池の管理・運営に携わってきた田中家には、近世以降の狭山池の歴史を伝える貴重な史料が13,000点以上残されています。
 狭山池博物館では毎年テーマに沿ってこの史料を展示・紹介する「池守田中家文書特別公開展」を開催しています。この時期にあわせ、「狭山池古文書をよむ会」では平成25年から、初心者の方でも参加できる入門講座「狭山池古文書講座」を実施しています。池守田中家文書に触れ、古文書をよんでみる体験を通して、より狭山池を身近に感じてもらうことを目的としています。

■ 講座の募集は催し物ページをご覧ください。

・狭山池古文書をよむ会

 講座を修了した方を対象に、博物館ボランティアが世話人となって、月に3度(3のつく日)に定例会を行っています。
 「池守田中家文書」を実際に自分たちでよんでみるほか、企画展で使用する古文書の下読みなどをすることもあります。また、定期的に学芸員を招いて勉強会を行っています。

  

【活動への思い】

「狭山池古文書をよむ会」は狭山池博物館ボランティアと一般参加者がともに学びあう、講師のいない会です。平成25年度の講座終了後に、続けて古文書を学びたい!もっとよめるようになりたい!との思いから発足しました。
 よめる人もよめない人も、「池守田中家文書」を通じて狭山池や地域のこと、工事や改修のこと、水を配る仕組みやその時代背景まで話はつきず、展示室へ繰り出し展示解説が始まることもあります。ゆかりの地へ遠足に出かける人、変体仮名の看板をカメラで収集する人、その活動は好奇心の赴くままに枝葉を延ばし、広がりをみせています。ぜひ、狭山池古文書をよむ会で「池守田中家文書」に触れ、歴史のなかで一緒に楽しみませんか。

(令和3年8月18日更新)