【主な活動】
大阪府立狭山池博物館では、平成22年度からボランティアが中心になり取り組むボランティア企画展を実施しています。
狭山池を起点に、博物館の新しい価値創造につながるテーマを探り、人に会い、足を運び、取材を重ね得た感動を、学芸員指導のもと展示する活動を続けています。
ボランティアが特別展示室を使用して企画展を行うことは全国的にもまれで、当館のボランティア活動において象徴的な事業となっています。
ー河内木綿を紹介したい
狭山池博物館が三者協動運営を始めた平成21年度、はじめての市民提案型企画展の準備室が発足されました。テーマは「河内木綿」。
広く河内平野の水の恩恵から生まれる綿作を含む生活の痕跡を「水の恩恵」ととらえ、紹介しようというもので、以降4度にわたりシリーズ化されました。
ー展示室を飛び出して
平成27年から30年度には、片桐且元・重源など、狭山池の改修にかかわった人々をめぐる考察も行われました。
常設展示のなかでは表されていない切り口で人物像を探る試みです。
ー俯瞰して
狭山池を起点に広く水と人とのかかわりを探る試みも行われています。
令和2年には主に治水と人々の願い、変わってきた「ため池」の様相と
それに関わる人々の姿を取り上げるなどその視野は広がりを見せています。
最新のボランティア企画展の情報は、「特別展示」のページをご覧ください。
【活動への想い】さまざまな取材先やかかわった人々の想いを、どうすればうまく伝えていけるのかを考え日々活動しています。
もらった感動を伝えてゆけるよう、そのためにはまず自分たち自身が出かけ、真剣に楽しむ!企画展準備室の挑戦が続いています。
どうぞ引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
ーなぜ狭山池博物館はボランティア企画展を開催するのか
2019年までの歩みを大阪府立狭山池博物館『研究報告』10 にまとめました。
くわしくはこちらをご覧ください。