池守の印章

名称  池守の印章(いけもりのいんしょう)

時代  江戸時代

指定  未指定

概要
 「慶長の改修」により完成した狭山池の管理は、しばらくの間、工事の現場責任者に任されていた。やがて責任者の一人、池尻孫左衛門が「池守」となり、子孫の田中家に引き継がれた。写真の印章は、田中家に伝わる池守の印章である。池守となった田中家は幕府の支配下で狭山池の管理と運営を担った。配下の樋役人(ひやくにん)たちは屋敷地を無税とされたが、代わりに狭山池の樋の開け閉めや管理作業を分担しておこなった。