平成29年度特別展 蓮華の花咲く風景ー仏教伝来期の河内と大和

期間:2017年12月2日(土)~ 2018年1月28日(日) ※年末年始休館12月28日~1月4日

  • 会場:特別展示室
  • 展示概要:

狭山池の築造は飛鳥・奈良時代に渡来したさまざまな土木技術が取り入れられています。古代の大阪・奈良は、とくに寺院造営が盛んで、仏教文化とともに塔や基壇の造営技術も伝わりました。

今回、古代の寺院造営技術をとりあげるとともに、郷土の瓦収集家として知られた浦野正一氏・英幸氏のコレクションを初めて一般公開し、狭山池築造前後の仏教文化の動向をさぐります。また近年、称徳天皇と道鏡が建立した幻の由義寺(ゆげでら)の塔跡などが発掘されたとして話題になっています。古代寺院に関わる最新の発掘成果・研究成果を紹介します。

  • おもな展示品: ①八尾市由義寺(ゆげでら)塔跡出土の壁土・塼(せん=レンガ)・軒瓦・墨書土器 など ②法隆寺仏具拓本の金堂灌頂幡飾り板・橘夫人念持仏厨子装飾・夢殿観音像光背 など ③伝法隆寺若草伽藍出土軒瓦・伝四天王寺出土軒瓦・伝善正寺出土軒瓦・伝東大寺西塔出土鬼瓦 など
  • 入場料:無料
  • 主催:大阪府立狭山池博物館・大阪狭山市立郷土資料館
  • 協力:サンセイミュージアム 八尾市教育委員会 (公財)八尾市文化財調査研究会
  • 後援:南海電気鉄道株式会社・泉北高速鉄道株式会社
  • 歴史学セミナー :会場2階ホール 定員126名(先着順)

第1回:2017年12月17日(日) 午後2時から午後4時

西川寿勝(当館) 「五重塔を建てる技術」

樋口薫先生(八尾市文化財調査研究会) 「まぼろしの由義寺(ゆげでら)の塔 発見」

第2回:2017年12月23日(土) 午後2時から午後4時

大脇 潔先生(元近畿大学教授) 「瓦の紋様と製作技法からみた古代氏族の動向」

  • 本館学芸員による展示解説:会期中の毎週日曜日      午後1時から30分間程度 特別展示室にて