【終了しました】令和4年度特別展「古墳時代導水施設の儀礼」について
要旨
古墳時代に執り行われた数々の儀礼の中で、農業に不可欠な水にかかわる儀礼にはどのようなものがあったのでしょうか。集落からは、川から水を引き入れ、砂や泥を沈殿させて浄水を得る装置である木製の樋や槽などからなる「導水施設」が出土します。また、古墳からは「導水施設」やその一部を模した埴輪が出土します。古墳時代の首長たちが「導水施設」で得られた浄水を使う儀礼を重要視していたことが、数々の遺跡の発掘調査から知られています。
本展では、水にかかわる儀礼がどのような内容だったのか、儀礼の背景にある当時の思想等について、「導水施設」や儀礼に使われた遺物、古墳から出土した埴輪などを中心にご紹介します。
会期
令和4年9月10日(土曜日)から11月6日(日曜日)まで
会場
狭山池博物館 1階特別展示室
入館料
無料
展示構成
第1章 各地の導水施設の儀礼
第2章 古墳から出土した導水施設の埴輪
第3章 導水施設のその後
主な展示品
導水施設に使われた木樋
奈良県南郷大東遺跡、奈良県大柳生宮ノ前遺跡、
京都府浅後谷南遺跡、京都府瓦谷遺跡、
大阪府神並・西ノ辻遺跡など
導水施設の埴輪
岡山県金蔵山古墳/兵庫県行者塚古墳、
奈良県室宮山古墳、
奈良県ナガレ山古墳、大阪府大園遺跡、大阪府野中宮山古墳、
京都府久津川車塚古墳/芝ヶ原古墳群(10月23日まで)
大阪府狼塚古墳など
展示解説(当日先着順。申込不要)
日程 10月1日(土曜日)、10月15日(土曜日)※、10月29日(土曜日)
※10月15日は午前の部のみ開催します。ご注意ください。
時間 午前の部(11時から)と午後の部(13時から)。各回40分
場所 当館2階ホール
※新型コロナ対策として、展示室ではなくホールで解説します。
定員 各部30名ずつ(当日先着順。申込不要)
歴史セミナー(事前申込制。申込必要)
第1回
9月24日(土曜日)午後2時~午後3時30分
久永雅宏(大阪府立狭山池博物館)
「導水施設入門」
第2回
10月9日(日曜日)午後2時~午後3時30分
高野陽子氏(公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター)
「導水祭祀の成立と地域開発」
第3回
10月22日(土曜日)午後2時~午後3時30分
青柳泰介氏(奈良県立橿原考古学研究所)
「古墳時代導水施設の儀礼はどこまでわかったか?
-奈良県御所市南郷大東遺跡の調査をふりかえって-」
各回共通
場所 狭山池博物館2階ホール
定員 60名(事前申込が必要。応募多数の場合は抽選を行います。)
参加費 無料
申込締切
各回ごとに締切日が異なりますので、ご注意ください。
第1回 9月11日(日曜日)到着分まで
第2回 9月25日(日曜日)到着分まで
第3回 10月 9日(日曜日)到着分まで
申込方法
○往復はがきをご利用の方
・1通につき1名の申込となります。往信用うら面に①氏名、②住所、
③電話番号、④開催日をご記入ください。返信用表面には、申込者の
郵便番号、住所、氏名をご記入ください。
・宛先は「特別展歴史セミナー担当」宛てで郵送してください。
○Eメールをご利用の方
・送信時の題名には「特別展歴史セミナー申込」と記入してください。
・往復はがきと同様に①~④の内容をご記入の上、下記アドレスへ
メールをお送りください。
oubo@sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp
◎申込時の注意点
※第何回のセミナーへの申込か、必ず記入してください。記入されていない場合は受付
できません。同時に申込を受け付けている他の事業との区別ができないため、必ず
ご記入ください。
※セミナーごとにお申込みください。往復はがきやEメール本文が入場券を兼ねています。
申込結果の当落について
○往復はがき、Eメールともに申込者全員に当落をお知らせします。
○Eメールについては、上記のouboアドレスから返送します。
着信拒否設定になっていないか、事前に設定の確認と変更をお願いします。
最近は着信拒否となり連絡がつかないケースが多く、必ず設定をご確認ください。
○どちらの方法でも、申込締切日の次の金曜日(第1回ならば16日)までに連絡がない
場合は、当館までお電話にてご連絡ください。
新型コロナウイルスの影響について
新型コロナウイルスの感染状況によっては、会期や関連事業の内容を変更する場合があります。
変更があった場合は本ページにてお知らせしますので、適宜ご確認ください。
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