重源狭山池改修碑

名称  重源狭山池改修碑(ちょうげんさやまいけかいしゅうひ)

時代  鎌倉時代

指定  重要文化財

概要
 鎌倉時代に狭山池を改修した重源は、源平合戦で焼け落ちた東大寺の復興でよく知られている。重源が自らの事績をまとめた『南無阿弥陀仏作善集』に狭山池を改修したという記録はあったが、この改修碑の発見によって、建仁2年(1202)に重源が狭山池を改修したことが判明した。
 重源狭山池改修碑は和泉砂岩を用い、長さ192cm、幅58.5cm、厚さ79.5cmの大きさである。碑文には、摂津・河内・和泉の人々の要請によって重源が狭山池を改修したこと、差別の対象だった「非人」をも含む老若男女あらゆる人々が工事に協力したこと、などが刻まれている。

その他
 当館では改修碑のレプリカを所有しており、このたびレプリカの三次元モデルを作成しました。ぜひご覧ください。モデルの作成にあたってはクモノスコーポレーション株式会社様に計測等を行っていただきました。