中樋

名称  中樋(なかひ)

時代  江戸時代

指定  重要文化財

概要
 中樋は重源が鎌倉時代に新設したのち、江戸時代に片桐且元による「慶長の改修」で全面的に改修された。江戸時代の中樋は、中心に尺八樋を設け、その両脇は石棺や「重源狭山池改修碑」を積み上げて護岸している。発掘調査で出土した中樋は保存処理をした後で当館に移築・展示している。
 写真の左奥にはコンクリート製の取水塔が立っている。これは「大正・昭和初年の改修」で尺八樋の上側1~3段目を撤去してから設置されたもので、取水塔も当館に移築・展示している。

備考
 中樋の三次元計測データを動画にしてYouTubeで公開していますので、ぜひご覧ください。三次元計測および動画作成はクモノスコーポレーション株式会社様に行っていただきました。

  動画はこちら → 中樋(江戸時代)と取水塔(大正・昭和) – YouTube