西樋

名称  西樋(にしひ)

時代  江戸時代

指定  重要文化財

概要
 江戸時代初期の「慶長の改修」により新しく造られた。同時に改修された中樋や東樋(上層東樋)を上回る規模で、狭山池の水を使い切ることができる重要な役割を担っていた。中樋と同じ4段の尺八樋で、随所に船大工の技術が確認された。なお、「慶長の改修」や江戸時代各時期の改修には船大工が参加していたとみられ、西樋では「ぬい釘」、上層東樋では「まきはだ」などが確認されている。当館では、西樋の部材の一部(取水部の壁板ほか)を常設展示している。