普請の請負書(狭山池寛保改修文書)

名称  普請の請負書(狭山池寛保改修文書)
    (ふしんのうけおいしょーさやまいけかんぽうかいしゅうもんじょ)

時代  江戸時代 寛保1年(1741)

指定  未指定

概要
 狭山池の「寛保の改修」時に作成された請負書である。工事の契約内容、請け負った商人や内容を確認した役人たちの印鑑が押されている。
 戦国時代ごろから土木工事が商人に任される例が多くなる。やがて、工事の設計や値段の決め方といった手順が整えられ、商人に請け負わせるようになっていった。材料や工事方法といった仕様を決め、その仕様に対して各商人が値段を見積もって入札し、一番安い値段を出した商人が工事を請け負うのである。この手順が、今日の役所や企業で日常的に行われている工事入札の原形となった。