【お知らせ】狭山池がアジア水遺産に登録されました
9月15日に札幌市で開催されました、第22回国際水圏環境工学会アジア・太平洋地域部会(IAHR-APD)において、狭山池が「国際水圏環境工学会アジア・太平洋地域部会 水遺産賞」を受賞しました!
狭山池が水遺産賞を受賞するにあたっては、次の点が評価されました。
①インド・スリランカから中国・韓国経由で仏教とともに伝来した「ため池文化」の
帰着点としての文化的価値
②ため池の水を取水する「東樋・中樋・西樋」などの築造当時の施設の技術の先駆性
③親池(狭山池)から子池、孫池に水を分配する「連珠式」導水システム
国際水圏環境工学会とは・・・
International Association for Hydro Environment Engineering and Research。
1935年に設立された国際学会です。「アジア水遺産賞」は、同学会のアジア太平洋部会が2016年から選定を始め、恒久的かつ国際的に重要と認められる水施設に対して授与されるものです。
9月15日に開催されたアジア太平洋地域部会の様子は、下の動画または下記URLよりご覧いただけますので、ぜひご覧ください(URLは学会のホームページにリンクしています)。
学会のホームページはこちら → https://iahrapd2020.xsrv.jp/opening-archive.html
※動画の27分30秒頃から、狭山池のプレゼンテーションが始まります。
過去の受賞履歴
第1回 スリランカ(2016年)
・伝統的な「ため池」における放流量調整施設(Bisokotuwa)
第2回:日本(2020年)
・狭山池(大阪狭山市)
・辰巳用水(金沢市)
・石狩川流域における入植初期の治水・利水施設群(北海道)