6月10日(日)に狭山池歴史ウォークを実施しました。今回は現在開催中の、池守田中家文書特別公開「狭山池をとりまく神々と社」とタイアップした特別企画でした。
当館学芸員の大野さんの説明で、現地を巡りました。
まずは狭山池のシンボル「龍神社」です。冬の間に水位が下げられることで現れる龍神淵の写真もパネルで観ていただきました。
時折、ポツポツと雨が降ったり止んだりするなか、これ以上雨がきつくならないように祈る思いで歩きました。
続いて、狭山池の堤に隣接しているさやか公園へ。江戸時代、狭山藩下屋敷だった場所で、そこには狭山池と狭山池堤を祀る「狭山堤神社」がありました。
狭山堤神社は、明治の神社合祀によって狭山神社に移され現在も祀られています。
稲作には欠かせなかった大切な牛の神を祀った「牛滝社」にも行きました。
狭山神社を出て、南海高野線金剛駅から大阪狭山市駅まで中高野街道を歩き、下高野街道へ。かつてそこにあった「並松(なんまつ)稲荷神社」の跡地に行きました。鳥居や社殿は平成3年まであったとのこと。狭山池から出土した石棺もおかれていたそうです。
無事予定していたコースをまわり、博物館へと帰って来ました!!
狭山池歴史ウォークは、次回9月9日に行います。7月・8月はお休みします。9月のテーマは「狭山池浪漫―土木技術、須恵器の伝来、池誕生など古代の風景から今日までの軌跡を巡る」です。ご参加お待ちしています。※お申し込み受付は8月1日(水)からとなっております。