「ため池ものがたり」開催までのストーリーその6【狭山池博物館】

開催中のボランティア企画展「ため池ものがたり」
シリーズ「開催までのストーリー」の最終回をお届けします。

【展示計画とため池さんの登場】
9回目の開催となるボランティア企画展
展示までの行程のひとつが「展示計画」です。

何を・どこに・どのくらいのスペースを使って配置したいのかを持ち寄り、何度も話しあい、おおよその自分のスペースが決まったら図面にしてみます。

本展では各章に担当がつき、与えられたスペース内に何を置くかはあまり制限していません。

図面は手書きの人、エクセルで作る人さまざまですが、これをもとに仮写真を印刷し、実際に置いてみて、文字が読めるか、意図が伝わるかなどチェックをします。

このような慎重で時間のかかる作業を通して、みんなで作り上げる展示に育っていきます。

展示室をよく見ると、コーナーごとにレイアウトや伝え方が全く違うことに気がつくかもしれません。統一感をもたせるようデザインしていますが、実際にはコーナーごとにかなり個性があるのです。そんなところもボランティア企画展ならではで、見ていただきたいポイントです。

最終章のオチはいつもとても苦労するところです。

伝えたいことの中から共通するところを抽出し、話しあい、誰かが文章を作って、それを直してという流れの中で、一人称を「ため池」にするという意見が出ました。
メンバーはすでに「ため池側」の人たちになっていたようです。

かくして、オチのパネルは「ため池さん」のセリフになりました。どうぞ会場でご覧ください。

「ため池ものがたり」残すところあと8日になりました。会期は7月2日(日)まで。
どうぞお見逃しなく!

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