12月19日(土)より、ボランティア企画「片桐且元」展が始まりました。初日から多くの方が特別展示室を訪れてくださり、ボランティアメンバーは安堵とうれしさでいっぱいでした。
午後からは関連事業として講演会が行われました。木村展子先生を迎えて「豊臣秀頼・片桐且元の寺社造営」をテーマにお話いただきました。
会場は満席となり熱気に包まれる中、ご講演いただきました。秀頼の命によって且元がおこなった寺社造営の全体像。そして秀頼の父秀吉が行った時との大工衆など組織づくりの違いなど、背景からみえてくる作事の苦労どころは大変興味深く、且元の人物像への想像を掻き立てるお話しでした。
また、後半は河内を中心とした寺社造営について触れられ、今回の展示でも紹介している河内長野の「金剛寺」「観心寺」などは、建築様式からわかる造営や再建についてより詳しく研究者の視点でお話しくださいました。
ボランティアメンバーも司会、受付に大活躍でした。