昨日8月11日(祝)錦影絵(にしきかげえ)池田組の公演&ワークショップが実施されました。
錦影絵は江戸後期ごろから普及した「色つきの動く影絵」です。
日本のアニメのルーツともいわれ、スクリーンの裏から絵のついたガラス板を「風呂」とよばれる幻燈機に差込み、動かしながら演じられる錦影絵。
朝早くから準備のためにメンバー12人がホールでスクリーンを張り、部屋を暗室に仕上げていきます。
大阪芸術大学の池田光惠教授が主宰する錦影絵池田組は、この錦影絵を復元・上映する学生のプロジェクトです。
南大阪を拠点にしながら、国内外からも高く評価されており、今年はマジックランタン協会の17ケ国が参加するアメリカ公演で最後を飾るトリを務めることになったそう。地域から世界で活躍できる才能がどんどん育っているなんて、素晴らしい!
今回は、新作「古狐輪廻之理(ここんてんしょうのことわり)」を初公開。
ほかにも輪の花が美しく回る「花輪車(かりんしゃ」」が上演されました。
終了後はワークショップです。
5・6人に分かれた参加者が、お題にそって種板(絵ガラを描いた透明板)をつくり、実際に上映します。
「海の生き物・星」「昆虫・雲」など、与えられたお題で描いた色とりどりのモチーフが、簡単なストーリーに沿って展開されます。百聞は一見にしかずとはまさにこのことです。自分の描いた虫や魚がスクリーンに映し出されると、参加者からわぁーと拍手がおこりました。
秋には富田林の寺内町にある杉山邸での公演が予定されているそう。こちらもお楽しみに!
狭山池博物館では、今度の日曜日(8月14日)午後1時30分から大阪府営箕面公園昆虫館の久留飛克明館長による講演会「昆虫の魅力」を行います。
NHK夏休み子ども科学電話相談や探偵ナイトスクープでおなじみのクルビ先生のお話。昆虫についての「なぜ?」が解決しちゃうかも!
会場はホール。予約不要で定員は先着126人 無料です。お待ちしています!