国史跡指定記念 狭山池シンポジウム~狭山池を未来に伝える~が11月14日(土)、SAYAKAホール(大阪狭山市文化会館)で行われました。
今年3月に狭山池は国の史跡に指定されました。史跡となった狭山池を次世代に継承していくために、どのように保存・活用していくかがこれからの課題となります。
文化庁記念物課 山下信一郎さんから「日本の史跡の保存と活用」、東北芸術工科大学大学院 澤田正昭教授から「世界の遺跡の保存と活用」の報告がありました。その後大阪府立大学院 上甫木昭春教授をコーディネーターとし、狭山池博物館の工楽善通館長も加わり、パネルディスカッションが行われました。
未来を見据えたこれからの狭山池の活用について、狭山池の水でつながる水下・川上の地域と広域的につながり、交流しながら連携していくことが大事であること。水でつながる地域と共生していく狭山池として「狭山池生活清流文化圏」という概念が提案されました。
また、狭山池のポテンシャルをアップしていくことの重要性と、そのためにも行政と市民がともに活用について考えていくことが必要であるということが再認識されました。市民参画の拠点として狭山池博物館をどう活用していくか、そしてボランティアの育成も重要であるという指摘がありました。壇上の先生方の話を聞き、背筋が伸びる思いでした。
会場の参加者からは「水上レストラン」「夕焼けスポットの設置」という狭山池の活用の提案がありました!実現できたらいいなあ~
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