「ため池ものがたり」開催までのストーリーその6【狭山池博物館】

開催中のボランティア企画展「ため池ものがたり」
シリーズ「開催までのストーリー」の最終回をお届けします。

【展示計画とため池さんの登場】
9回目の開催となるボランティア企画展
展示までの行程のひとつが「展示計画」です。

何を・どこに・どのくらいのスペースを使って配置したいのかを持ち寄り、何度も話しあい、おおよその自分のスペースが決まったら図面にしてみます。

本展では各章に担当がつき、与えられたスペース内に何を置くかはあまり制限していません。

図面は手書きの人、エクセルで作る人さまざまですが、これをもとに仮写真を印刷し、実際に置いてみて、文字が読めるか、意図が伝わるかなどチェックをします。

このような慎重で時間のかかる作業を通して、みんなで作り上げる展示に育っていきます。

展示室をよく見ると、コーナーごとにレイアウトや伝え方が全く違うことに気がつくかもしれません。統一感をもたせるようデザインしていますが、実際にはコーナーごとにかなり個性があるのです。そんなところもボランティア企画展ならではで、見ていただきたいポイントです。

最終章のオチはいつもとても苦労するところです。

伝えたいことの中から共通するところを抽出し、話しあい、誰かが文章を作って、それを直してという流れの中で、一人称を「ため池」にするという意見が出ました。
メンバーはすでに「ため池側」の人たちになっていたようです。

かくして、オチのパネルは「ため池さん」のセリフになりました。どうぞ会場でご覧ください。

「ため池ものがたり」残すところあと8日になりました。会期は7月2日(日)まで。
どうぞお見逃しなく!

「ため池ものがたり」開催までのストーリーその5【狭山池博物館】

開催中のボランティア企画展「ため池ものがたり」
シリーズ「開催までのストーリー」の第5弾をお届けします。

【開始126日前】
第一章の「狭山池の一年」では、農家さんの一年も紹介しています。
狭山池の水を利用している38の水利組合のなかから、一軒の農家さんを取材させてもらいました。

狭山池から出た水は、小池・孫池と水下を潤します。田畑のことはもちろんですが、各池の管理や活用・水路の保守なども、農家さんたちの仕事になります。

企画展「ため池ものがたり」は残すところあと9日になりました。

会期は7月2日(日)まで。どうぞお見逃しなく!
シリーズは続きます。

「ため池ものがたり」開催までのストーリーその4【狭山池博物館】

開催中の企画展「ため池ものがたり」もうご覧いただけましたか。
シリーズ「開催までのストーリー」の第4弾をお届けします。

【開始197日前】兵庫のため池看板集め:兵庫へ行った我々がとても感心したこと、それは「看板」でした。道路からでも池があるということがすぐにわかる、しかも池の名前がわかるのです。

これはとても驚きでした。池が大切にされている!と我々が感じた看板コレクションをお届けします。

ちなみに第二章「東播磨地域の水のネットワークとため池群」の担当者は7回も兵庫へ取材に行ったそうですよ。
今では当館イチ東播用水のことを知っていると胸をはります。

【ため池版画展】

本展にあわせ、ため池をテーマにした版画を募集したところ、8点のご応募をいただきました。
作者のコメントもあわせて「ため池ものがたり」展示室内で展示しています。ぜひ、ご覧ください。

「ため池ものがたり」会期は残すところあと10日になりました。

7月2日(日)まで。どうぞお見逃しなく!
シリーズは続きます。

ただいま奮闘中!「ため池ものがたり」展示作業

今週末から始まります!

狭山池博物館ボランティア企画展
「ため池ものがたり」

令和5年5月20日(土)~7月2日(日)
狭山池博物館1階 特別展示室 無料

その名の通り、狭山池博物館のボランティア「企画展準備室」のメンバーが狭山池博物館学芸員の方々に指導いただきながら調査・資料作りから写真撮影、講演会開催まで自らの手ですすめてきた「企画展」です。

先週からパネル作成が、そして今週はその展示作業。
とんとんトンと、スケジュール通り!?

展示・配置図とにらめっこ
トントンと釘を打つ音が軽快ですね
ほぼ展示ケースの中、埋まってきました

担当ボランティアさん達、いやいやなかなかハードな日々。
ほんとに連日なのでかなり疲れもたまってきてるのでは。。。
とにかく、大・奮・闘・中!!

作業の中でも新たなアイデアが!

狭山池博物館中西学芸員に確認を取りながら作業は続きます。

井西さんありがとうございます

きのうは「企画展準備室」発足より指導いただいた元学芸員の井西さんが応援にかけつけてくださいました!

明後日の開催に向けラストスパート!!
ぜひぜひたくさんの方に見ていただきたいと思います!

もろこ

 

 

 

探検!狭山池博物館 狭山池まつり2023

爽やか~
狭山池博物館、のんびりと穏やかな日が続いています。
あのにぎわいがずいぶん前の出来事のよう。。。狭山池まつり2023。
「祭りのあと」とはよく言ったもの。つい10日前のことなのに(笑)。

4年ぶり、2日間開催の狭山池まつり2023。
今日みたいなお天気だったらよかったのに。
4月29日 狭山池まつり1日目。

狭山池博物館屋上ウッドデッキでは、土木のスペシャリストと一緒に楽しく学ぶ、
「レンガでアーチ橋をつくろう!」を開催。

レンガは重いので気をつけて!

自分たちで作ったレンガの橋を “ガンガン” 渡り、最後はくずしてバラバラに!
アーチ橋がなぜ強いのか?土木のおもしろさを体験してもらいました。

崩すのは一瞬

どぼくおもしろクラブ大阪さんと、土木技術に携わった経験を持つ狭山池博物館のボランティアさん達の指導・協力で 橋つくりから後片付けまで、たくさんの子供たちが参加。大盛況でした!

レンガでアーチ橋を作ろう2023チラシ

 

おやおや?この方たちは!?

な、なんと、
狭山池の改修に関わった、大変著名な方々ではありませんか!!

ってだれ~~?笑笑

狭山池まつり限定?!の狭山池博物館ガイドツアー
博物館ないを歴史上の人物が案内してくれます!
これがもう、大人気!!

いたってフツーに解説していますが、、なんとも面白くて。。。
片桐且元さん、正直ハマりました!

一番人気?!は 推古天皇さん。引っ張りだこです!

なんでこんな格好を?それはコチラ!!

狭山池博物館ボランティアが企画・開催。

北堤こうりゅう広場のテントで まず、
狭山池博物館を紹介→探検隊員募集・缶バッジつくり・ガイドツアー をご案内
→狭山池博物館内へ  という流れ。
もちろん、仮装も含めすべて狭山池博物館ボランティアさんが担当しています!

博物館内でも探検隊員を受付けます。
と、これまた大盛況!
予定していた数を大きく上回る「探検隊員証」が発行できました!

 

狭山池博物館ホールでは。。
サイコーの笑顔で出来上がった缶バッジを見せてくれました!

めちゃくちゃ上手!

オリジナル缶バッジが作れるコーナーは、自分で描いた絵をその場で缶バッジにしちゃうというもの。

お店で売ってそうなデザインですね

この出来栄えが、も~素晴らしいんです!!
子供たちの絵が一瞬で「たからもの」にかわりました!

みんなの作品 ほんの一部

外では雨が降り始めましたが、館内はとっても賑やかでした。

 

4月30日 狭山池まつり2023 二日目。
曇り空ではありますが。。雨が上がってホントに良かった!

こうりゅう広場のテントブースでは、博物館ボランティアさんが早くからスタンバイ。

本日の且元さん!

行基さん、今日もよろしくお願いします。」

狭山池博物館内では、引き続き探検隊員を募集。

なんと!探検隊員を希望する子供たちが押し寄せ、大わらわ!

館内を見学してクイズに答え、ミッションを達成すると・・

かわいい隊員さんたち

晴れて「狭山池博物館探検隊員」に!!
隊員証の缶バッジが誇らしげです!おめでとーー!

隊員の証 缶バッジ

紙芝居も大好評でした!
「喉も口もカラカラ」と、担当ボランティアさんの嬉しい悲鳴♡

 

「ライブはどこですか?」と、かなりの数の問い合わせがありました。
その都度、重源さんが会場をご案内。

重源さんのヅラ 借りちゃいました

そうです!ライブ会場は博物館の屋上ウッドデッキ!
狭山池まつり恒例 「博・楽・人 -はくらくじん- 」
が開催されました。

ウッドデッキを舞台に様々なパフォーマンスが繰り広げられます。
大阪狭山桜太鼓さんには博物館のイベント紹介もしていただきました。和太鼓!迫力満点でしたね。

狭山池まつり2023
狭山池博物館のイベント、楽しんでいただけましたか?
あっという間の二日間。
おかげさまで無事終えることが出来ました。
ご参加、ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました。

また来年、一緒に楽しみましょう!!

もろこ

 

 

 

水庭×灯り IN 狭山池博物館 狭山池まつり2023

風もなく、水面に空が映り込んで鏡のよう。
今朝は散歩する人は少なく、いつもの週末より比較的静かな狭山池です。

ちょうど1週間前の朝もこんなお天気でしたね。
4年ぶり、2日間開催の狭山池まつり2023。
1日目の4月29日、狭山池博物館では午後8時まで開館し
「水庭×灯り」プロジェクトを実施しました。

 

三角形の灯りが水庭に灯りました

わくわくイベント×灯りの空間「Lagom/ラーゴム」

灯りのインスタレーション 辛川幸子

ゆらゆらと仄かな灯りが幻想的です

「Lagom/ラーゴム」とは、スウェーデンの言葉で「ほど良い」「ちょうど良い」という意味。

水庭の上段にも灯りが浮かびました
R5 「水庭×灯りプロジェクト」Lagom

外で予定していた子供たちのワークショップは急遽、博物館内で開催。

LEDろうそくの灯りでオブジェをつくります。
展示場所も博物館内第5ゾーンになりました。

子供たちの三角の灯りが集まりました!
館内だとオブジェに描かれた可愛らしい絵がよく見えますね。
全部で150個!みなさんご参加ありがとうございます!

はてさて、この12時間前はというと。。。

朝、まだ雨は降ってなかったんですが。

水庭の灯りが準備できました。

水庭上段にも灯りを設置。

こちらは水面に浮かべます。

思ってたよりも早く雨が降り出しました。
そこへ強力な助っ人登場!!大阪教育大学の学生さん達。
ありがとーー!

実はこの三角の中、朝の設営前から灯りを灯しています。

周りが明るい間は気が付きませんが、暗くなると。。

灯りがうっすら見えてきましたね。少しずつ日が暮れてきました。そして、作業開始から12時間後。。。

閉館間際には水庭通路の灯りも点灯しました。雨も上がっていましたね。

狭山池では花火が盛大に鳴っていました。・・・いつも音を?!楽しんでます(笑)。

一年に一度の夜の狭山池博物館「水庭×灯り」プロジェクト、おかげさまで無事終えることができました!

狭山池まつり2023  狭山池博物館でのイベントのご報告はまたまたのちほど!お楽しみに。

もろこ

 

 

狭山池まつり2023準備中「水庭×灯りプロジェクト」狭山池博物館ボランティア

ツツジが満開です!

狭山池北堤は新緑の並木へとかわっています。
GWももう目の前!
そうです!「狭山池まつり」が目前です!!

狭山池まつり2023 ポスター

昨年は一日限りの開催でした。
狭山池まつりは「こんなに楽しいんだ!」って思ってもらえるよう、
狭山池博物館でもボランティアさんがずいぶん前から準備に取り掛かってます!

狭山池博物館 年に1度の夜の開館
〈4月29日20時まで開館〉

「水庭×灯りプロジェクト」が開催されます。

29日の夕方から狭山池一周をろうそくでつなぐ生誕祝祭「灯火輪」にあわせ
博物館エントランスの水庭と円形コートを小さな灯りを使ったオブジェで照らします。

博物館の受付前でオブジェ作りができます

ただいま子供たちを対象に事前のワークショップ
〈灯りのオブジェ作り〉を博物館受付前で開催しています!

小さなお子さんが挑戦中!
マジックペンを使うので手や服が汚れないかと心配しましたが、お構いなしに(笑)とっても楽しそうにお絵かきしてくれました!
灯りの点いた様子をぜひ当日見に来てくださいね♡

こちら、
わくわくイベント担当の博物館ボランティアさんたちが連日制作をしているのは、
水庭を照らす大き目のオブジェ。たくさんありまーす!!
どんな灯りになるのかほんとに楽しみです!

わくわくイベント×灯りの空間「Lagom/ラーゴム」

ゆらゆらとゆれる 三角の灯りを工作しよう
はくぶつかんの入り口にてんじするよ
4月29日(土) 16時~20時

【工作の場所】
狭山池博物館東側入口前広場
※雨天の場合は館内で行います

対象 どなたでも
先着順150名 〈材料がなくなり次第終了〉
参加無料

【展示の場所】
狭山池博物館水庭と円形コート
灯りのインスタレーション 辛川幸子

〈作品は翌4月30日狭山池博物館で返却します〉

狭山池まつりまであと一週間!!
狭山池博物館ボランティアさんの準備作業は続きます!

もろこ

 

 

【狭山池まつり2023】30日は 博・楽・人 (はくらくじん)

狭山池まつりが近づいて、博物館でも連日ボランティアさんが準備に大忙しです。
30日(日)3階屋上ガーデンでは今年も、 博・楽・人 を開催します。

みどり広がる芝生の上で大阪狭山市内の福祉と文化の団体がコラボする 博・楽・人は、
やわらかな人のつながりが生まれる空間です。
ぜひ、お立ち寄りください。

と き:令和5年4月30日(日曜日)午前10時から午後3時30分
ところ:狭山池博物館・屋上ガーデン
入場料:無料
雨天中止

( ↑ 画像をクリックすると拡大します)

■大阪狭山市内福祉団体による活動PRショップもあります!

たんぽぽの丘 ポップコーン / フランクフルト
のんのん パン/サンドイッチ / 焼き菓子 / ホットドッグ / ホットサンド / 飲み物
ワークくみのき クッキー / ソフトクリーム / 飲み物 / 雑貨
ライマン&おーじー作業所  多肉植物 / ドライフラワー / 入浴剤 / 綿菓子 / 焼き鳥など
サニーサイド  アクセサリー / ハンディーモップ / メダカなど
障害者地域活動支援センター「さつき」 ポーチ / アクセサリーなど手作り作品 / 遊びのコーナー(ストラックアウト)

【狭山池まつり2023】わくわくイベント/水庭×灯りプロジェクトのお知らせ

狭山池まつりの準備が進んでいます。今年の開催は4月29日、30日の2日間です。

29日の夕方からは、狭山池一周をろうそくでつなぐ生誕祝祭「灯火輪」にあわせ、「水庭×灯り(みずにわあかり)プロジェクト」で博物館の特徴的なエントランスを、ゆるやかな灯りのアートで照らします。

わくわくイベント×灯りの空間「Lagom/ラーゴム」

ゆらゆらとゆれる三角の灯りを工作しよう
はくぶつかんの入り口にてんじするよ

▲ LEDろうそくの灯りでオブジェをつくります
▲ 工作は材料がなくなり次第終了します
▲ 作品の返却は30日の午前10時から午後5時
博物館受付前にて行います。

当日使用される灯りです

  • 対象 どなたでも
  • 先着順 150人
  • 参加費 無料
  • 場所 工作 博物館東側入口前
       展示 博物館水庭と円形コート

灯りのインスタレーション 辛川幸子

ワークショップで来場者が作った作品150点をふくめ、
当日は400点ほどの灯りがともる予定です。

灯りの工作は当日先着順にて受付。
材料がなくなり次第終了いたしますので、お早目にお越しください。

また、現在博物館受付前にて、当日お越しになれない方のために事前制作ブースを設けております。

受付前ブースでは事前制作ができます。

ぜひ、ご参加ください。